2009年11月6日金曜日

再びPeru入国

またPunoに戻らなければならないのは面倒くさいが、こればっかりはしょうがない。さっさと手続きを済ませてバイク受け取って、またボリビアに戻ってくればいい話なのだから。

前日に同じ値段でもっといい宿を見つけ、そちらに移動。見晴らしもいいし、駐車場もある。宿のおばちゃんに事情を説明し、すぐ戻ってくるからとほとんどの荷物を預かってもらい、再びPunoへ向けて出発。つい先日通ったばかりの道を今度はバスの中から眺める。行きの時とは違いなんだか憂鬱な気分。三時間ほどしたところでPunoに到着。とりあえずの現金を引き下ろし、腹ごしらえしたところで税関に向かう。入り口を叩くと、係の人間がドアを少し開き顔を出す。書類を見せ、バイクを取りにきたと伝えると「お前のバイクはここにはない」とか訳の分からないことを言いやがる。担当者の名前を伝え会いたいと申し出ると、担当者は外出中で二時以降にならないと戻らないと言うではないか。ほんとにいい加減にしてもらいたい。ここでごねてもしょうがないので、近くのネットカフェに時間つぶしに行く。Copacabanaは確かに宿などの物価は驚くほど安いのだが、ネットに関しては割高な上に(10Bv(約150円)/1h)回線速度などの環境は非常に悪い。それに引き換えここペルーだとネットに関しては、たいていの宿にWifiが飛んでいる上に、ネットカフェに行っても非常に安い(1sol(約33円)/1h)。

約二時間ほど時間をつぶしたとこで、再び税関へ。入り口を叩くと先ほどの係員が再び顔を出し、またお前かみたいな表情をする。しかも担当者はまだ戻ってないらしい…文句を言うと中で待つようにと、今度は中に通してくれた。しばらく待つとおばちゃんが目の前に現れる。担当者は男のはずなのだが…とりあえず付いてくるようにと事務所の中に案内される。そこでなぜ二日過ぎてしまったのか等の事情を説明。おばちゃんはふんふんと話を聞いた上で一言



「とりあえずバイクは没収です」



…一瞬、言葉を失った。「ちょっと待て、それはないだろ」と反論すると「書類にそう書いてあるし、しかもサインしてあるではないか」と…スペイン語表記なので何が書いてあるかさっぱりわからなかったが、英語でおばちゃんが説明することには「…90日を過ぎた場合、自動的に国(ペルー)のものになる…」そんなアホな法律があるか!!とついつい言ってしまったが、冷静に考えるとここはペルー…充分ありえる話なのだ。しかもおばちゃん曰く「弁護士を雇おうがお金を払おうが法律を覆すことはできない」と…んなアホな…しかし、なんやかんや言ったところでこっちは拙いスペイン語、そして向こうは拙い英語。現時点では埒が明かない。とりあえずこの場を引き下がることにした。

前回Punoを訪れた際に泊まった宿に行き、宿の人間に事情を話す。月曜日に税関に同行してくれるというので、とりあえず数日Punoに滞在することにした。いいようにことが運んでくれるといいのだが…


4 件のコメント:

meg さんのコメント...

ひゃ~、そりゃ~大変だ!現地の人連れてった方がよさそうだね。没収ってひどいよね。レッカーみたいな感じでお金を払えば取り戻せるんじゃないんでしょ?

昨晩ペルー料理を食べたけど、ペルー料理はおいしいよねぇ。

バイク取り戻せる事を祈る!

SHO さんのコメント...

いやー、バイクダメでした…

ここは日本でなければアメリカでもない。そう、ペルーなんです。たかだか二日ビザが切れていただけで没収なんて普通ありえないっしょ!でもありえちゃうんですよ、ここでは…

ペルー料理は確かにうまい(ものによるけど…)。セビッチェなんか特にうまいよね。つーか、アメリカでペルー料理食べれるんだ。ちょっと、驚きです。

meg さんのコメント...

すごいね、ペルー。日系ペルー人もけっこうアメリカにいたりして、なんかペルー人って親近感あるけど、けっこうすごいね。ビザ切れて2日で没収?違法滞在者はいなさそうな感じですね・・・(汗)

でも、すぐ立ち直って次へ向かってる所が、さすが旅人って感じ!こういう事件も、後でいい思い出になるんだろうね~。

なぜか、昨晩、夢に毛むくじゃらな近藤君が出てきたょ(笑)
「旅人って感じだね~」
って私が一言言っている夢。

SHO さんのコメント...

毛むくじゃらの僕ですか…全く毛は薄い方だと思うんですけど…

しかも中学卒業以来会ってないので、その夢に出てきた僕って中学生の頃のままなのでは?!

まぁ、旅人であることは間違いありません、ハイ。