2009年8月16日日曜日

ペルー入国


グアヤキルを後にしペルーに向けて走り出す。とはいえ地図もコンパスも持ってないので所々で人に聞いてまわる。しかし、前から思っていたことだが人の言うことは当てにならないものだ。みんな言うことが適当。結局最初の1時間ほど全くペルーと逆方向に向けて走っていた。そこから大回りして再びグアヤキル方面へ向かい、それからやっとペルー方面へ走り出した。国境まではとにかく直線が続く。両サイドには広大なバナナ農園。世界シェアで第4位をほこるバナナ。日本でも一昔前まではエクアドルバナナがシェアを占めていたが現在ではフィリピンバナナにその座を奪われている。


国境に辿り着いたときには日が暮れかけていた。海岸沿いからの国境越えはみんな危ないと言っていたのだが、バイクでは特にその点に関しては感じず、ただイミグレーションの場所が非常に判りにくかった。前回のコロンビア~エクアドルの時はただ単にバイクでの越境が初めてだったので通り過ぎてしまったのだが、今回は手前の街にわざわざ寄らなければイミグレーションがないという状況だったので、知らずに越境してしまい国境警察に指摘され再びエクアドルの手前の街まで引き返すということになってしまった。とはいえエクアドル側での手続きはすぐに終わり、無事ペルー入国。しかしペルー側のイミグレーションもこれまた判りにくかった。国境から離れた街の中にあり、探している途中に一方通行を逆走し警察に職質されるはめに。なんとなく言っていることはわかるのだが、こういうときに役に立つ何を言っているか全く解りませんゼスチャー。しかしこの時ばかりはあまり通用せず、警察署まで同行。とにかく今イミグレーションに向かってるんだと伝えたのだが、この国では免許証が必要だとか保険に加入しなければならないだとかうだうだ言われる始末。しかし特に金を請求されることもなく、最後には「ビエン ビアッヘ(良い旅を)」と署長さんと固い握手。なにがなんだかよくわからないがひとまず一安心。そしてやっと辿り着いたイミグレーション。ここでも問題発生。ニカラグアのときのようにたかってくる勝手に手伝おうとする現地民。いやいいからと言っても勝手に手伝ってくれる。あげくの果てに金を要求。ペソ持ってないからと言うと近くにATMあるからそこまで連れてってあげるからとありがた迷惑にもほどがある。金の代わりに持っていたウィスキーボトル(約半分)とエクアドルの小銭でなんとか追っ払う。


後はひたすら海岸沿いの街マンコラを目指す。ここでキトで宿が一緒だった、ルーカスとダミアン、ジェニーが待っている。とはいえすでに日は暮れている。真っ暗なpanamerica highwayを時速80㎞で突っ走るのはかなりの勇気がいる。時折すれ違うバスや大型トラックのライトで全く前が見えない。その都度スピードをゆるめ、なんだかんだマンコラに着いた頃にはすでに午後11時をまわっていた。なんとか駐車場ありの宿を見つけそこに宿泊。さすがに10時間以上の運転は疲れる。そのままベットに直行するのであった…

2 件のコメント:

匿名 さんのコメント...

生きとるみたいやな。
死んだかと思うたぞ。
俺も夏休みバイク買って九州の南の方を一人旅してきたわ。
宮崎の道の駅でスーパースター森脇健二に会った。南米では会われへんやろ?
日本も捨てたもんじゃないぞ。

もりを

SHO さんのコメント...

また懲りずにバイク買ったんかいな。次は何買うたん?つっても君の足が届くバイクは限られとるからな(笑)
森脇健児!?そりゃ確かに会われへんわ。でもこっちはメキシカンビュテホーガールに会って飯食ってきたところやわ。うらやましいやろ。