
それ以外では特に問題もなく無事にリマに到着。ペルーの首都ということもありとにかくでかい。着いたのはいいが道に迷う。おまけにローカルバスの運転がこの上なく酷い。少しの隙間でもあろうものならすかさず割り込んでくる。よくこれで事故らないもんだと関心してしうほどだ。いやいや関心してる場合ではない。自分がどこを走っているか全く分からない。しょうがないので奥の手を使う。白バイ警官を呼び止めここまで連れてって攻撃。そしてこれが見事に成功。しかしパトライトを回転させながらの誘導。端から見れば犯罪者。どうでもいいけどテールランプ切れてますけど…そんなこんなで無事に宿まで辿り着くことができひとまず安心。



数日街を歩く。セントロにあるカテドラルはペルーで最も古い大聖堂。その前にあるマヨール広場では現地の人々の憩いの場となっている。このセントロには中華街もありおいしい中華が安く食べる事ができる。そして宿の周辺はミラフローレスと呼ばれる高級住宅街。プチビバリーヒルズといったところだろうか。カジノ、高級ブティック、ホテルなどが建ち並び、なんら日本にいるのと変わらないようなところだ。
特に見所が多い街という訳ではないのだがなんだかんだ1週間以上滞在してしまった。リマの宿「The The Inka Lounge Hostel」もこれまた非常に居心地が良かったのとスタッフ、宿泊者が皆フレンドリーということもあったからであろう。同じ宿泊者のニュージーランド人サラは建築家。しかもなんと日本で2年間、磯崎新の事務所で働いてたそうだ。その時の経験はとてもよかったが、二度と日本では働きたくたくないとも言っていた。外国人からすれば休みなく働く日本のシステムが信じられないらしい。まあ、日本人である僕自身でも信じられないのでそう思われても仕方がないのだが…同じく宿泊者のペルー人ハロルド。Piscoにてボランティア団体のリーダーとして活動していて、そこで働くイギリス人のハワードのビザの延長のため一時的にリマに滞在中という。

この旅でつくづく思う、人との出会いの重要性。人は出会うべき人と必ずどこかで会うようになっている。そして、彼らとここで会ったのも何かの縁であろう。全くノーマークだったPiscoでボランティアをすることにした。何かしら自分の力が彼らのためになるのなら幸いである。