2009年7月25日土曜日

キトでの生活

3週間ほどキトに沈没してしまった(旅人用語で一つの場所に長期滞在することを沈没という)。その理由として、宿泊したBlue House Hostelが今までの宿の中でも上位に入る居心地の良さだったということがいえよう。申し分ないほどホットシャワーの出は良く、朝食&Wifi付き(日本で生活している人にはこのシャワーの出、特にお湯が出るという点に関して理解ができないかもしれないが、たいていの宿はシャワーの出が悪い。しかも水シャワーなんてのはざらなのである)オーナーのニコラスを初め、日本のアニメ、漫画好きのクリスティアーノやマルセイロといったとてもフレンドリーなスタッフ達。これで一泊6ドルちょい(長期滞在割り引きがあったため)は安いと思われる。

さて生活のほうはというとスペイン語レッスンを終え、ちょうどラテンアメリカ・フィルムフェスティバルが行われていたので、宿が一緒のアルゼンチン人ルーカスと共に映画漬けの日々。もちろん映画は(ブラジル映画を除いて)スペイン語。まぁさっぱり理解出来ない。たかだか2週間ほどのスペイン語授業を受けてすべて理解できるようになるのなら誰も語学に苦労はしない。しかし、言葉はわからないにしろ、だいたいのストーリーがわかるところが映画のいいところ。わからなかったところは映画終了後、ルーカスに質問。

因に今回見た映画はこちら

  • Derecho de familia (Argentina)
  • Familia rodante (Argentina)
  • Felis Natal (Brasil) 最優秀脚本賞
  • Impulso (Ecuador)
  • La nana (Chile) 最優秀主演女優賞
  • Lake Tahoe (Mexico) 最優秀作品賞

その他ショートフィルムを15本ほど。日本で見れるかどうかはわからないが、もし見る機会があれば是非見てみてほしい。

さらにこのルーカスという男、フリーランスのライターをやっていて今回のこの映画祭についての記事を書くためインタビューをするとのこと。そこで僕は同行カメラマンとして付いていくことに。一人目のインタビューは“Corazon del Tiempo”(米題では“Heart of Time”この作品はサンダンス映画祭にも出品されていた)の監督であるAlberto Cortes。今回の彼の作品はメキシコ、チアパス州のサパティスタを独自の視点で描いたもの。ということでインタビューはもっぱらサパティスタについて語っていた。とても興味のある話だったが、ほとんど理解ができず残念。そして次のインタビューは今回の映画祭の一環でキトにてライブを行う、アルゼンチン人ミュージシャンKevin Johansenと同じくアルゼンチン人アーティストのLiniers haciendo。何を話しているかはさっぱりわからなかったが、彼らはとても気さくに話しかけてくれしかもカメラに向かっておどけてくれたりしたので、かなり楽しいインタビューだった。

あとはオーナーのニコラスがベスパを買いたいというので(以前日本でベスパを乗っていたという話をしていたこともあり)一緒に見に行ったり、イギリス人スーザンが携帯を無くしたというので一緒にブラックマーケット(盗品市場)に探しに行ったりと盛りだくさんな毎日。そうそう、このスーザンは以前仙台で3年近く働いてたそうで、少しだが日本語がわかるのだ。飲んだときに「なんで日本人の弁当はあんなに豪華なんだ」は「吉野家うまい」などの話しで大盛り上がり。

とまあ、ここで出会った多くの人々とは、とにかく楽しい時間を過ごすことができた。ここキトは、行くまでは特になんとも思っていなかった場所だったが、今ではまた機会があれば戻ってきたい場所の一つとなった。


さらばキト。また会う日まで…

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